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天描の世界

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大地に根ざす四季折々の花々や草木に姿を借りて、点だけで描く「こころのかたち」を天描画と呼びます。

点描の世界へようこそ [4]

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第3章 素描(デッサン)について

先日、久しぶりに古本屋で1冊の画集に目がとまりました。
『南風素描』・・・日本画家・堅山南風の花鳥着彩素描画集、豪華装丁本ですが、内容はいたって素直な作風が詰まっています。
今、『点描の華』を描く上で「基本の大切さ」を忘れないための参考書になれば、との思いで買い求めました。決して高い買い物ではないでしょう。

実は、この章では「描き方」についてを章題に書こうと考えていたのですが、この本に出会ったこともあって、この章では『点描画』を描くプロセスの中で最も大切なこと「素描(デッサン)」についてお話しすることにしました。

描くことを楽しみたいと思うなら、今すぐにでも始められます。ただ点を重ねていけばいいだけですから・・・。でも思うようには描けないかもしれません。
例えば、抽象画が好きだからという理由で、本来丸い形のものを四角に描く。これでは、確かな四角は描けません。デッサンは、どんな絵を描く上でも基本です。デッサンとは、「描写力」ではなく「観察力」です。ですから、「観察力」の優れた方は描くことには苦にならないはずです。

「描き方」について少し触れておきます。
おそらく人それぞれで「こうでなければならない」という約束事はなにもないと理解しています。それだけに、決して「楽しい」と思ったことはないのですが「面白い」。『点描画』の魅力を聞かれると、いつもこう答えることにしています。
「ただ点を重ねていくだけ」といいましたが、その人にどんな基盤があるかによってその理解度も異なるはずです。
そのことを前提に、例えば「色の作り方」や「色の重ね方」についてなど・・・の具体的なお話も、ここでするつもりはありません。
何事もはじめてみれば疑問がおこります。その疑問をどう解決していくかということが面白いのです。自問自答、試行錯誤しながら自身で学んでいく―『自分の世界をつくる』ということです。
伝えたかったのはこのことです。


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by tenbyou-world | 2006-08-16 06:40 | 天描の世界