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天描の世界

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大地に根ざす四季折々の花々や草木に姿を借りて、点だけで描く「こころのかたち」を天描画と呼びます。

2020年 正月

本年もどうぞよろしくお願いします

あけましておめでとうございます_c0084862_16240556.jpg

生きる ― 夾竹桃(きょうちくとう)  2011年5月作画      



生きるとは・・・


多くの人々がこの意味を自問自答する2011年の春


自慢の桜は咲いたでしょうか。


ふるさとの浜辺にハマナスは咲いたでしょうか。


1945年、廃墟のヒロシマにいち早く咲き


人々に生きる勇気を与えたと言われる夾竹桃の花を


いま、天描の華に描き残します。


生きるとは、いのちあるものを慈しむこと・・・


そして、そのことに気付くことかもしれません。


天描の世界展より



天描の世界展出展作より、2020年の初頭を飾る天描の華には


2011年3月11日の東日本大震災後の5月に完成した


この作品を選びました。



ご存じのように、この花の咲く季節は夏ですから


初春には似つかわしくはありませんが


今年は2度目のオリンピックが夏期開催されます。


さらに、この作品のテーマとしたのは、もちろん1945年の米軍による


広島、長崎への原爆投下からの復帰にあります。


皆様にお届けする意味はここにあります。

いかがでしょうか・・・。



年齢を重ねるにつけ、過ぎ行く日の早きことには驚くばかりですが


特にこの年への願いを込めて


皆様への年賀状として贈らせていただきました。



今年もまだまだ激動の時代が続くはずですが


揺れ動くこの時代に生きるものとして、しっかり見つめることも


忘れないようにしたいものです。


何はともあれ、皆様のご健勝をお祈りいたします。



アトリエは

1月6日(月)より通常通りOPENいたしました。

天描絵画塾は

休講中ですが、募集は下記の通り継続しています。
初めての方は入門科から

そして絵画経験者の方は研究科から

いつからでも入塾していただけますので
ご一報お待ちしております。



# by tenbyou-world | 2020-01-02 00:00 | 画房 母子草

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