2020年 正月
本年もどうぞよろしくお願いします

生きる ― 夾竹桃 2011年5月作画
生きるとは・・・
多くの人々がこの意味を自問自答する2011年の春
自慢の桜は咲いたでしょうか。
ふるさとの浜辺にハマナスは咲いたでしょうか。
1945年、廃墟のヒロシマにいち早く咲き
人々に生きる勇気を与えたと言われる夾竹桃の花を
いま、天描の華に描き残します。
生きるとは、いのちあるものを慈しむこと・・・
そして、そのことに気付くことかもしれません。
天描の世界展より
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天描の世界展出展作より、2020年の初頭を飾る天描の華には
2011年3月11日の東日本大震災後の5月に完成した
この作品を選びました。
ご存じのように、この花の咲く季節は夏ですから
初春には似つかわしくはありませんが
今年は2度目のオリンピックが夏期開催されます。
さらに、この作品のテーマとしたのは、もちろん1945年の米軍による
広島、長崎への原爆投下からの復帰にあります。
皆様にお届けする意味はここにあります。
いかがでしょうか・・・。
年齢を重ねるにつけ、過ぎ行く日の早きことには驚くばかりですが
特にこの年への願いを込めて
皆様への年賀状として贈らせていただきました。
今年もまだまだ激動の時代が続くはずですが
揺れ動くこの時代に生きるものとして、しっかり見つめることも
忘れないようにしたいものです。
何はともあれ、皆様のご健勝をお祈りいたします。
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アトリエは
1月6日(月)より通常通りOPENいたしました。
天描絵画塾は
休講中ですが、募集は下記の通り継続しています。
初めての方は入門科から
そして絵画経験者の方は研究科から
いつからでも入塾していただけますので
ご一報お待ちしております。