ブログトップ

天描の世界

thetenbyou.exblog.jp

大地に根ざす四季折々の花々や草木に姿を借りて、点だけで描く「こころのかたち」を天描画と呼びます。

<   2006年 09月 ( 4 )   > この月の画像一覧

c0084862_23304274.jpg

春三月 カワセミの里

1977年を最後に点描の筆を擱いて以来29年の歳月が流れました。

復活のきっかけについては、もうひとつのサイトでも詳しく書きましたが、2005年のある出会いにありました。自然をこよなく愛し、野鳥や動物を慈しむご家族とのふれあいが生まれ、『点描画』がカラーで甦ったこのとき、私のライフワークは決まりました。

この作品は、記念すべき再開の第1作になりました。
そしてこの作品は、一番ふさわしい場所に贈らせていただきました。
c0084862_23311678.jpg

那須高原ペンション ガストホフ ハイ・ウイングは、栃木県那須郡那須町にあります。


◎著作権に関係しますので、画像及び掲載記事の無断転載、転用を禁じます。
[PR]
by tenbyou-world | 2006-09-18 23:27 | 点描画ギャラリー
c0084862_13291061.jpg
1977年ポスター 習作(部分)

25歳当時の作品。思い起こせば一つの節目を迎えた年の想い出深いものです。
ある団体のコンクールに出品してグランプリを受賞した作品ですが、この作品展をきっかけに、あるひとりの女性と出会い、翌年結婚しました。(作品とはなんの関係もないのですが・・・)

ジャパネスクに興味深々の時代だったようで、見るもの読むものをはじめとしてすべてがその方向だけ向いていたような気がします。それまでのモノトーン一辺倒に小さな変化が生まれました。朱がかかることで印象度が一変します。今ならごく普通に用いられる手法ですが、当時としては新鮮なものだったようです。

映画はもとより、歌舞伎や浄瑠璃の伝統文化の世界にも興味を深めていた時期と重なります。

習作とはいえ、ネットでの全体を紹介することは知的所有権等に抵触する可能性があるため控えることとし、部分公開としました。


◎著作、肖像権に関係しますので、画像及び掲載記事の無断転載、転用を禁じます。
[PR]
by tenbyou-world | 2006-09-10 13:32 | 点描画ギャラリー
c0084862_21271593.jpg

1976年ポスター連作 習作(部分)

前回もお話した通り、この当時の原画は手元になく印刷物しかありません。そのため、鮮明さを著しく欠くのですが、あくまで参考になればと公開していますのでご理解ください。

この頃のモチーフは人物ばかりを好んで描いていたようです。写真を見ながらのいわゆる模写。習作ですから、それもいいのですが、これは本来作品とは呼びません。目指すものは、あくまでも「オリジナル=自分自身」であるべきです。このことは、たとえジャンルが全く違うものであっても同じことが言えるでしょう。
『点描画』の基本という点では、習熟度はかなり高まっていたように思えます。
これも、ある団体のコンクールに出品した準グランプリ受賞作ですが、モノクロトーンにひたすら傾注していた時代の想い出の連作です。
c0084862_21291832.jpg


習作とはいえ、ネットでの全体を紹介することは知的所有権等に抵触する可能性があるため控えることとし、部分公開としました。


◎画像及び掲載記事の無断転載、転用を禁じます。
[PR]
by tenbyou-world | 2006-09-09 21:36 | 点描画ギャラリー
c0084862_13252868.jpg

第5章 印泥(いんでい)について

【印泥(いんでい)】・・・あまりなじみの言葉ですが、「朱肉」「印肉」といえばどなたにもピンとくるかもしれません。
印泥は、天然顔料である朱砂(辰砂)という鉱物を主原料に植物油とモグサなどの植物繊維を混ぜ合わせたもので、石印を押すのに適した、本場中国製の本格朱肉のことをいいます。最高級なものになると水銀を原料に用いたものもあります。
日本製の事務用印肉とはまったくの別物だということは知っておいてください。

印泥の朱色には、「箭鏃(せんぞく)」「美麗(びれい)」「鏡面(きょうめん)」「光明(こうみょう)」・・・など種類も多いのですが、この中で一般的なのは暗朱色の「美麗(びれい)」と明朱色の「光明(こうみょう)」だと思います。どちらをお持ちですか?
もちろん、好みも大事な要素ですが、第4章でお話しした『落款』と同様に主役を引き立てる名脇役としてのものを選びたいものです。

印泥メーカーとしては、上海西泠印社製が有名ですが、返還前の香港で買い求めた同社製の「箭鏃(せんぞく)」の二両装を愛用しています。ずらりと並ぶ朱色を見比べていて、その発色の良さに魅せられて手にしたものです。結構高価なものでしたが、印泥の命は「発色」ですから、長く使うことを考えれば「されど印泥」のこだわりも大切です。
価格は、内容量(一両装30g、二両装60g)によって異なりますが、今日本で買える同社製のものは輸出用に生産されたものですから、比較的安価に求められます。ただし、品質には差がありますので十分注意してください。


◎画像及び掲載記事の無断転載、転用を禁じます。
[PR]
by tenbyou-world | 2006-09-03 13:28 | 天描の世界