ブログトップ

天描の世界

thetenbyou.exblog.jp

大地に根ざす四季折々の花々や草木に姿を借りて、点だけで描く「こころのかたち」を天描画と呼びます。

<   2006年 07月 ( 3 )   > この月の画像一覧

c0084862_9202175.jpg

こころの舞
2006年4月制作

『点描の華』第1作は、美し国日本を代表する『さくら』
春爛漫に咲き誇る様は見事の一語につきるものの、その生命の短さと散り際の哀れは人生にも喩えられます。また、厳しい冬から暖かな春を待ち望む人々のこころはこう詠んだ・・・「冬来たりなば春遠からじ、冬は必ず春となる」
万語を尽くしてもこの花は語りきれるものではないのですが、点描で描く私に映るその姿は・・・
まさしく『こころの舞』と呼ぶにふさわしいものでした。


『点描の華』シリーズ制作にあわせて、限定の落款、関防印を準備中です。

◎画像及び掲載記事の無断転載、転用を禁じます。
[PR]
by tenbyou-world | 2006-07-29 09:55 | 天描の華
c0084862_219177.jpg

第1章 画材について

『点描画』を描く道具には、丸ペンを選びました。色彩具はカラーインクを使っています。そして用紙は、鳥の子和紙の色紙(3号/272×241mm)、色は生成りのものです。画材店ならどこにでもあるものです。
筆や絵の具(水彩、油彩、顔彩、ポスターカラー、リキテックスその他)など、様々な道具は世の中には溢れるほどあります。もちろん用紙も同様に、あまたの選択肢がありますから何を使っても『点描画』は描けます。
あえて市販のものでなくてもいいわけです。例えば、ペンや筆の代わりに割りばしや爪楊枝などでも・・・。冒頭に書いた「点で描く画法」の定義の通りです。

では、なぜ丸ペン、カラーインク、鳥の子色紙を選んだのか?

それには、理由があります。


◎画像及び掲載記事の無断転載、転用を禁じます。
[PR]
by tenbyou-world | 2006-07-28 21:16 | 天描の世界
c0084862_7374566.jpg

はじめに

【点描―てんびょう】
(1)人物や事物の特徴的な部分をとらえて、簡潔に描写すること。
(2)線を使わずに、点またはごく軽いタッチで描く画法。山水画の米点(べいてん)や、印象派が行なった異なる色の並置によって視覚混合を生じさせる描法など。点描法。(大辞林より)
と、辞書によっては微妙に異なる言い回しはあるものの、こう書かれています。

この(2)の描法によって描かれた絵(画)が、『点描画』と称されます。
ただし、「点またはごく軽いタッチで描く画法」となると、一概にそうとは言えません。
ここでは、この辞書の既定、解釈を少し変えておきたいと思います。
正しくは、「点で描く画法」と、いたって単純明解なものです。

古くからこの画法があったにもかかわらず、なぜ絵画の世界であまり目にすることがなかったのか?誰もが思いつく疑問点でもありますが、この答もいたって簡単です。
「合理的」「効率的」ではないからです。言い換えれば、「めんどうくさい」に他なりません。これだけデジタル化の進んだ時代に、なぜ1点1点を描き続けなければならないのか。デジタルカメラで撮った画像を、画像ソフトを使って「点描処理」すれば済むと考える方や、それで満足される方には縁のないものかもしれません。

さて、そんな「めんどうくさい」、いたってアナログな画法である『点描画』をご案内するのが、このブログ『点描の世界』です。


◎画像及び掲載記事の無断転載、転用を禁じます。
[PR]
by tenbyou-world | 2006-07-22 09:56 | 天描の世界